クノレックの怠惰な日常。





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映画 『 コクリコ坂から 』 感想 :: 2011/07/19(Tue)



スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』を観てきました。

コクリコ坂から

今回、この作品の監督を務められたのは『宮崎吾朗』さん。

あの『ゲド戦記』の監督さんですね!!

『ゲド戦記』といえば……(ゴニョゴニョ)……で、何とも……(ゴニョゴニョ)……という出来でありました。

まあ個人的には『嫌い』ではないんですけど、決して他人にはオススメできない……そんな作品なんですよね。

まあ…世間で言われるほど『酷い』とは思っていません。

失敗の許されない『題材』を、失敗の許されない『看板』の下で、新人監督が『失敗を恐れず』制作したら、世間の期待から『大きく外れたもの』に仕上がっちゃった……と。

そんな不幸な巡り合わせが重なった作品。

そんな感じだと思っていますですハイ。

前置きが長くなりました。

そんな『宮崎吾朗』さんの監督作第二弾『コクリコ坂から』

題材の『あまりの地味さ』『スタジオジブリ制作の最新作なのに、まったく興味を引かれない』という方も多いのではないでしょうか?

まあ、自分がそうでしたから。

劇場予告編やCM、それにテレビ番組での紹介コーナーなどを見ても『どんな物語なのか想像もできない』状態。

ただ『旗を上げる少女』と『学生服の少年』の印象しか残りません。

正直、作品としてのフックが弱過ぎて「観たい」と思ってはいませんでした。

たまたま『時間が空いていて、上映館の近くに出かけていて、上映時間もちょうど良い感じの回があって、ポイントカードのポイントが貯まっていてタダで鑑賞ができる』と……そんな条件が揃ってたんですね。

『なし崩しで観る事になっちゃった』状態で鑑賞に臨みました。

しかし……

『これは幸運な巡り合わせであった』と今は思っています!!

  続きはココから(ネタバレ気味です)






まず今回の作品なんですが……たぶん『大人向け』です。

たぶん『若い世代(感性?)』では『解らない』作品に仕上がっている感じが『無きにしも有らず』です。

『時代背景』的にも若い世代にとっては『知らない世界』でしょうし、まったくと言ってもよいほど、その辺りの事について説明もされていません。

自分(もうすぐ40歳)にとってもギリギリ分かるくらいな感じですが、高度経済成長期の『あの時代の雰囲気』が濃密に描かれています。

これから観られる方は、ごく簡単でかまいませんので『学生運動』『ガリ版刷り』『朝鮮戦争』の知識を仕込んでおいた方が楽しく観られると思いますよ。

それと内容というか作劇についても、やや読解力を求められる作りになっている様に感じられました。

Twitterなどで感想を読んでいると、いわく『主人公の表情が乏しい』『キャラクター達の感情の流れが不自然』『内容が地味すぎてアニメでやる意味がない』『テンポが早く説明不足』『物語の盛り上がりのポイントが分からない』などと書き込んでいる方が多いですね。

まあ、ごもっともな感想であるんですが、この作品って個人的には『主要な登場人物をわかり易い“キャラクター”という枠に落とし込まずに、“人物”としての有り様を描く』事に挑んだ作品だと思うんですよ。

『コクリコ荘で母の役割を担っている主人公』には『強さ』が求められる為、心を許した人以外には『素の感情』を見せない努力をしている。ゆえに『表情』は自然と引き締まったものになり『態度』はどことなくぶっきらぼう。

『とにかくまっすぐ』に生きている。

『コクリコ荘に住む者達の母としての日常生活』を受け止めている為、『動作』に迷いが無い。

なので『行動』のテンポも早い。

テキパキと物事を判断し、それを実行にうつす行動力も持っている。

そんな少女が『人に恋をする』事によって、『自己への理解』と『自己を取り巻く世界の再認識』をする。

世界は閉じていない。

自分自身も閉じてはいない。

明日もこの世界は続いていくし、自分を取り巻く環境には小さな変化があったけども、何かが大きく変わった訳でもない。

この物語の先に『新しい日々が始まる予感』をもって、この作品は幕を閉じる。

まあ、何を言いたいのかと言うと………

いわゆる『答え』のような『明確な結末』はこの作品には用意されていません。

キャッチコピーの『上を向いて歩こう。』という言葉には『明るく希望に満ちた明日を信じて向かっていこう』という意味が込められているように思います。

あくまで個人的な意見ですが、昨今の『アニメ』は良くも悪くも『主人公が何らかの答えを得て世界が閉じて終わる』ような作品が多いように感じているんですよね。

それはそれで『良い』と思いますし、自分も好きな作品はたくさんあります。

ただ……そういった作品は『物語が終わった途端に輝きが減じてしまう』ように感じてしまう傾向が自分にはあるんですよ……

作品世界内での『明日』の姿に思いを馳せる事ができない、もしくは『陳腐な展開』しか想像できない。

一時、熱中して楽しんだ作品を『閉じる』行為と言えるかもしれません。

そんな事を考える度に「これは『作品を楽しんでいる』のではなく『作品を消化している』に過ぎないんじゃないか?」という思いもあったりするのですが………と、話が完全に脱線してしまいましたので修正しましょう(汗)

さて……

この『コクリコ坂から』という作品を観終えた後「久々に『ジブリアニメ』を観た」という感覚に包まれました。

『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』を観終えた時に感じたのと同じ感覚……『耳をすませば』以降、いつしかジブリ作品から感じられなくなってしまった『あの』感覚。

自分の中の『大切な何か』と『作品』が繋がっているような感覚とでも表せるでしょうか?

それとも…もっと素直に『作品に恋をしてしまった』とでもいいましょうか?

『幸せな気分』で劇場を後にする事ができましたよ。

うん!


細かい事を言えばいろいろ気になるところもあったりしますが………

まあ、取りあえず観ておけ!!

賛否両論なのは当然です。

アンチの意見も一理あるとは思うけど……


ルフィー1

と、言いたいね。




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